砂浜の浸食が深刻な課題となっている観光名所の石川県の千里浜海岸。馳知事は8日、海岸の再生事業について、国による管理に移すことを検討する方針を示しました。
千里浜海岸をめぐっては、冬場の高波などの影響で砂浜の浸食が年々、拡大していくことが課題となっています。石川県は羽咋川河口の砂を投入する「陸上養浜」にあたっているほか、今年9月には海中に設置する人工リーフ4基を完成させるなど保全事業を進めてきました。
しかし、千里浜なぎさドライブウェイの去年1年間の通行可能日数は238日と、過去10年で2番目に少なくなりました。
(※通行止めの日数は、波浪:94日間 コロナ:33日間)
8日の県議会一般質問で馳知事は、「これまでも財政的・技術的に国から支援を受けてきた」と述べたうえで、国による管理への移行も視野に検討する考えを示しました。
馳知事
「世界で3か所しかない海岸を車で走ることのできる環境。国直轄で調査・研究し、存続していくための予算を投入する意味は十分にある」
国直轄での保全事業は、浸食の激しい小松市や加賀市など一部の海岸線ですでに行われていて、千里浜再生へ事業の加速が期待されます。
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