認知症の高齢者のキャッシュカードを使っておよそ1265万円を不正に引き出したとして警察は28日元ケアマネージャーの男を追送検し、捜査を終結しました。

窃盗の疑いで追送検されたのは、佐賀県鳥栖市の元ケアマネージャー松田浩平被告(42)です。

松田被告はおととし10月から去年3月にかけて訪問介護を担当していた当時80代の女性のキャッシュカードを使っておよそ1265万円を引き出した疑いが持たれています。

警察によりますと女性は認知症を患っていて松田被告に買い物を頼むためにキャッシュカードを預けていたということです。

去年3月に女性が老人ホームに入所した際、スタッフが女性の口座の不審な引き出しに気づき、警察に相談したことで事件が発覚しました。

取り調べに対し、松田被告は「口座から100回以上現金を引き出しギャンブルに使った」などと話し容疑を認めているということです。