栃木県小山市で軽乗用車を盗んだとして警察に逮捕された自称21歳の容疑者はその後の捜査で、14歳の男子中学生だったことがわかりました。少年が氏名と年齢を偽っていたということです。

今月25日午後0時半ごろ、栃木県小山市内の中古車販売店から、軽自動車1台(9万5000円相当)が盗まれる被害があり、警察は翌日26日の未明、茨城県筑西市内で盗まれた車を運転していた男を窃盗の疑いで緊急逮捕しました。

逮捕された際、男は「船渡川麻那都、21歳、無職」と名乗り、運転免許証など身分証を持っていなかったため、警察は容疑者を「自称・船渡川麻那都、21歳」と発表していました。

しかし警察が身元などについて捜査を進めた結果、容疑者は小山市内の14歳の中学生と判明。中学生は名前と年齢を偽っていたことを認めたということです。

中学生は盗んだ車を無免許で運転していたとして、警察は無免許運転の疑いでも捜査しています。

警察は、当初21歳の男として発表したことについて「特にコメントすることはありません」としています。