JR東日本は、利用者の少ない路線について、昨年度の収支状況を公表しました。

福島県内では、常磐線がおよそ33億円の赤字となるなど、5つの路線、8区間で赤字が拡大しました。

JR東日本によりますと、昨年度、県内で最も赤字額が大きかったのは、常磐線の
いわきから原ノ町の間で32億9200万円でした。前の年に比べ、赤字幅も1億6900万円増え、県内で最も大きくなりました。

只見線では、只見から新潟県の小出の間で、10億2400万円の赤字でした。只見から小出の間では、1日の平均乗客数が84人で、前の年よりも37人減りました。

このほか、水郡線では、磐城塙と安積永盛の間で10億8000万円、磐越西線では、
会津若松から喜多方で9億円あまり、喜多方から野沢で8億円あまりの赤字でした。

また、赤字幅は公表された5つの路線、12区間のうち、8区間で拡大しました。