任期満了に伴う宮崎県知事選挙が、8日、告示され、あわせて3人が立候補しました。

現職の3期12年にわたる県政運営に対する評価やコロナ禍からの経済の立て直しなどが争点となる中、候補者は、第一声で何を訴えたのでしょうか。

知事選に立候補したのは、届け出順に、元職でタレントの東国原英夫氏(65歳)、現職で4期目を目指す河野俊嗣氏(58歳)、新人のスーパークレイジー君氏(36歳)のあわせて3人です。


政党からの推薦を得ずに選挙を戦う元職の東国原英夫氏。

川南町の畜魂慰霊碑の前からスタートを切り、有権者に対し「現職と視点の違う県政運営」を強調しました。


(東国原英夫候補)
「これからは未来・可能性・夢・希望・ワクワク感を持った宮崎を作っていかなければいけない。そのためには次元の違う、視点の違う県政を執り行わなければならないと強く思っております。こんままじゃいかん、宮崎はこんままじゃいかん、宮崎を変えんといかん」


現職で4期目を目指す河野俊嗣氏。

自民党県連や立憲民主党県連などの推薦を取り付けていて、宮崎市で行った出陣式では、安定したうえで成長する県政運営を訴えました。


(河野俊嗣候補)
「この12年間、着実に県政を前に進めてきたその手ごたえを感じております。経験をいかし、実績をいかし、国との太いパイプをいかしながら、これからの4年間、暮らしや経済の本格的な回復を図り、宮崎の再生を図ってまいります」


新人のスーパークレイジー君氏。

「宮崎の未来は若者が決める」をキャッチフレーズに掲げ、宮崎市のアミュプラザ前で投票率の低い若者をターゲットに支持を訴えました。


(スーパークレイジー君候補)
「自分にはまだ若さもある、行動力もある。知識はあとからでもつけられると思っています。自分のできることは若い世代に一本化、それを訴えてまいりたいと思います。政策は全てにおいて若者、宮崎の未来は若者が決める、そういうふうに掲げております」


今回の県知事選挙は、現職の3期12年にわたる県政運営に対する評価やコロナ禍からの経済回復、それに人口減少対策などが争点となっているほか、前回、過去最低の33.9%だった投票率の向上も大きな課題となっています。

知事選は、今月25日に投開票が行われます。