札幌市のセレクトショップで、「モンクレール」の高級ダウンジャケット5着を盗んだのは16歳の少年でした。現場にはほかにも2人の男性がいて、窃盗グループとみられています。
札幌市北区にあるセレクトショップ、「HIGHPHEN」です。
10月22日、この店の商品である「モンクレール」のダウンジャケットが盗まれました。その数なんと5着。被害金額は計135万円にのぼります。
・男性「ショルダーバッグないですか?」
・店員「今は取り寄せになってしまいますね」
・男性「これは?」
ショルダーバッグを探しに来たという男性2人組。
・男性「(バッグ)かわいいね」
男性2人が店員と会話している隙に、16歳の少年が人知れず入店してきます。この3人は、窃盗グループとみられています。
彼らのターゲットは、フランスの高級ブランド「モンクレール」のダウンジャケットです。
男性2人が店員の注意を引いているタイミングで、入店してきた少年が店の死角になる場所でハンガーにかかったままの5着を持ち去りました。
残った男性2人は「一旦、車にいってくる」と言ったまま店に戻らず、被害総額135万円分のダウンジャケットがわずか約3分の犯行で消えていきました。
店内には防犯カメラ4台、入り口にセンサーも置くなど対策をとっていただけにオーナーもショックを隠しきれません。
・店のオーナー「まさか、5点ごとダウンを持って行かれるとは…」
被害に遭った後、店は防犯カメラの映像をSNSに投稿。すると、少年らを知っているという情報が複数件、店に寄せられたといいます。
そして、店員と話をしていた男性2人のうちの1人から直接メッセージが来ました。
・店のオーナー「突然DM失礼します。弟が万引きした件でお話したいです。とDMが来ました」
DMを送っていた人物は、商品を盗んだのは自分の弟だと明かしました。そして次のような文章を送ってきたといいます。
「現金で(許して)お願いできないでしょうか?」
「刑事事件になるってことですか?」
商品がどこにあるかわからないため、代金を返す形の示談を求めてきたのです。
・店のオーナー
「商品が戻ってきたとしても、万引き犯に渡ったものを売ることはできない。お金というよりかは、気持ちでちゃんと表してほしい」
店は、被害届を警察に提出。警察が窃盗事件として捜査を進めていました。














