江戸期から大正時代に手掛けられたガラス作品を展示する「道後ぎやまんガラスミュージアム」がリニューアルされ、あすから公開されます。
道後の歴史を振り返る新たな展示品などが加わります。

リニューアルが行われ、あすから公開される「道後ぎやまんガラスミュージアム」です。

今回、松山市内の文化や歴史を紹介する博物館・「松山兎月庵」の館長を務める小椋浩介さんが監修したということで、特に道後の歴史について詳しく知ることのできる資料64点が展示品に加わりました。

こちらは天保10年、今からおよそ180年前に書かれた『伊豫國温泉碑文原文書』です。そこには4世紀ごろ活躍した景行天皇が道後温泉を訪れたと記されていて、日本書紀などにも登場する温泉の古い歴史を垣間見ることができます。

また、こちらの掛け軸には、道後の湯で病気が治ったと言い伝えられる出雲の神「少彦名命」が描かれています。

このほかに、明治時代の温泉周辺が描かれた地図なども展示に加えられ、今回のリニューアルで、道後の歴史と文化をより深く知ることができるようになりました。

(道後山の手ホテル・帽子 大輔社長)
「(ぎやまんガラスを)見る人は美的な好奇心もあると思うが歴史的資料を加えることによって知的好奇心も高まると思うので私自身もワクワクしている」

リニューアルされた「道後ぎやまんガラスミュージアム」は、あすから公開されます。