高知県内の企業や団体が導入している優れたデジタル技術を表彰する「こうちデジ活アワード」が高知市で開かれ、グランプリには高知市の建設会社が選ばれました。

「こうちデジ活アワード」は県内の企業が業務効率化やコスト削減などのために導入している優れたデジタル技術を表彰しようと県が初めて開きました。県内からエントリーした44の企業や団体からグランプリに選ばれたのは、高知市のミタニ建設工業です。ミタニ建設工業は、測量用のドローンや3次元設計データ、請求書の処理に使うデジタルサービスなどを導入しました。その結果、社員の月平均残業時間は2019年の32時間に対し2024年は16時間まで短縮、新卒の離職率は50%以上から0%まで減ったということです。

(ミタニ建設工業 三谷剛平 社長)
「きょうのような発表の場がないと他社さんがどういう取り組みをしているか、実は中にいるとわからない。そういうことを学べる機会があるというのはうれしい」

県は今後、各企業の導入事例を県のHPに掲載するなどして、デジタル化に取り組む企業を増やしていく方針です。