中国地方整備局などが近い将来、発生が予測されている南海トラフ地震に備えようと初動対応を確認する訓練を行いました。

「9時55分に南海トラフ地震臨時情報巨大地震警戒が発令されました」

訓練は11月5日の「津波防災の日」に合わせて毎年行っているもので、中国地方整備局や県内の出先機関の職員らが参加しました。

四国沖でマグニチュード9.1の巨大地震が発生し中国地方全体で大きな被害が出たという想定です。参加者は災害対策本部を設置したあと、役割を分けて自治体などに提供する被害の情報を集めていきました。

(安部 正和 岡山国道事務所 副所長)
「訓練ををくり返すことによって我々も体に覚えて皆様の安全を守っていけることをより精度を高くしていけると思っております」

南海トラフ地震は今後30年以内に60~90%程度以上の確率で発生するとされていて、中国地方整備局では今後とも定期的に訓練をしていきたいとしています