救済法案が会期末に成立する見通しになりましたが、与野党それぞれの思惑について、政治部官邸キャップ・室井記者の解説です。
岸田総理周辺は「野党の意見をかなり反映した。切れるカードはすべて切った」と述べるなど、今回の救済法案については野党側に相当譲歩したことを明かしました。
政府与党側は当初、救済法案の今国会成立については、旧統一教会以外の法人などに波及し、宗教法人が支持母体である公明党に配慮し、後ろ向きでした。
しかし、旧統一教会問題で支持率が下げ止まらない岸田総理としてはこの問題に前向きに取り組む姿勢を見せるためにも、与野党協議の上、今国会成立に大きく舵を切りました。
今回とくに野党側がこだわった「マインドコントロール下での寄付の取り消し」については明文化を見送る一方で、岸田総理は「マインドコントロールの寄付の多くは新法案の取消権の対象になる」と踏み込みました。
野党側としても、これ以上抵抗すれば逆に法案成立に後ろ向きと世論に受け止められかねないとの判断もあり、会期末ギリギリで与野党が折り合ったというわけです。
法案自体は10日に成立する見通しですが、今後は被害者救済に向け実効性を高めるためにも不断の見直しを続ける必要があります。
注目の記事
言葉が出ない… 脳出血で倒れ“失語症”に 「死んだ方がよかった」 苦悩の男性 推定50万人も支援進まず

【求人倍率35倍超!】なぜ企業は「高専卒」に熱視線?大手銀行や証券会社も IT人材不足や転職時代が背景か 一方で学校側には「少子化・知名度」の課題

「え?マジ?」"ミスター"こと、鈴井貴之さんが語った脳梗塞の現実 5か月前の検査で「異常なし」だったのに【前編】

「ごめんね 大好きだよ」4年間 冷凍食品と並べられた我が子 死産し遺棄した母親を追い詰めたのは?「骨になると軽くて…」 薬物依存、機能しない生活保護…社会に見過ごされたSOS【裁判詳報】

『合宿行くのか』『そうだよ』そっけない言葉が最後の会話...父親を自殺で亡くした娘「悲しみを口にできない」誰にも言えない葛藤を抱え生きる【前編】

【冒頭全文】「表現ぶりが一部誤解を招くものだった」簗和生・農水大臣が“予算大幅カット”音声めぐり再び会見 音声は「確認していない」









