秋田県仙北市の中心部で畑に留まっていたクマの親子に対して、仙北市は23日午後、緊急銃猟を実施しました。現場は仙北市角館町の桧内川に沿った地域で、付近には観光名所の武家屋敷通りなどもあります。

22日朝、民家に隣接する畑のカキの木に上るクマの親子が目撃され、爆竹による追い払いを試みたものの、翌日になってもクマの親子は現場から離れませんでした。仙北市は当初、麻酔銃による捕獲も検討しましたが、クマがカキの木から下りて畑の作物を荒らすなど危険性が高まったことから、緊急銃猟で駆除しました。住民や観光客にけがはありませんでした。
駆除されたクマは体長80センチと45センチの2頭で親子と見られます。環境省によりますと、緊急銃猟は全国6例目で、秋田県では前日の横手市に続き2例目です。