高市総理が労働時間規制の緩和を検討していることについて、波紋を広げています。過労死問題に取り組む遺族らは、きょう、「規制を緩めることは絶対にしないでほしい」と声をあげました。
高市総理
「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて、働いて参ります」
「政策をスピーディーに実行する」と訴え、報道各社の世論調査でも高い支持率を得てのスタートダッシュとなった高市内閣。ただ、閣僚に出した指示書が波紋を広げています。
高市総理から厚労大臣への指示書
「心身の健康維持と従業者の選択を前提にした、労働時間規制の緩和の検討を行う」
厚労大臣にこう指示した高市総理。
働き方改革関連法では、時間外労働の上限は、原則、月45時間、年360時間。また、特別な事情がある場合は、過労死の労災認定基準に基づいた制限が設けられています。
上野賢一郎 厚労大臣(22日)
「昨日(21日)の総理からの指示も踏まえて、今後、総点検の結果を精査をしながら、審議会等での議論を深めてまいりたい」
法律の施行から5年が経ち、見直しの議論がおこなわれていますが、「労働時間の規制緩和の検討」について、きょう、過労死で家族をなくした遺族は「長時間労働は命も奪う」と懸念の声を上げています。
過労が原因で亡くなった高橋まつりさんの母・高橋幸美さん
「(娘は)眠れないほどの仕事の長時間労働で、心も身体も追い詰められてきました。働き方の自由化とか、労働時間(の上限規制)を緩めるという政策は絶対にしないでほしいです」
遺族の訴えは、政策にどのように反映されるのでしょうか。
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