止まらない電気代高騰。大手電力5社が経産省に値上げを申請。7日から審査が始まりました。一方、老舗遊園地はすでに“電気代が2倍”に。「無くしてほしくない」来園者から心配の声が。

■大手電力5社 政府支援上回る値上げ幅申請 街では「これ以上何を節約すればいいのか」


東京・目黒川を桜色に染めるイルミネーション。約35万個のLEDが冬の街を彩ります。気になる電気代ですが、100%自家発電だといいます。地域の飲食店などから廃油を回収してバイオディーゼル燃料にリサイクルしたものを使用し、発電機を動かしているのです。

高騰する電気代に街の人は…


街の人
「小さい子たちもいるので、室内を暖かく保ちたいというのもあり、なかなか削れない部分もあって困っている」
「せめて今のままにしてほしい。これ以上何を節約していいのかという状況」

ただ、そんな思いとは裏腹に、値上げは避けられそうにありません。大手電力5社(東北・北陸・中国・四国・沖縄)は、来年4月から家庭向け電気料金の値上げを経産省に申請。各社の値上げ幅は3割~4割程度となっていて、7日から経産省による審査が行われています。


政府はこの値上げを見越して、来年1月から電気料金を2割程度支援しますが、5社とも、それを上回る値上げ幅の申請となっているのです。