中間貯蔵施設を“学びの場”に

一方、大熊町で伝承活動に取り組む木村紀夫さんは、別の視点を示しました。中間貯蔵施設に除染土を残し、あの場所を多くの人にとっての学びの場にしたいといいます。

木村紀夫さん「1つ知って考えてもらうきっかけの場所が、あの中間貯蔵施設になってくれればいい。それが将来のあそこ(中間貯蔵施設)の価値にもなるような気がしている」

木村さん

地域の未来を自分たちで決めるために、それぞれの参加者が自らの思いを伝えあいました。主催した原子力災害考証館は、この会が住民一人ひとりの議論を深めるきっかけになればと話しています。