長崎大学は、生命保険大手の日本生命と、感染症対策をはじめとした人類の健康などを地球規模で考える「プラネタリーヘルス」について連携協定を締結しました。

20日に行われた締結式では、長崎大学の永安学長と日本生命の鹿島常務執行役員が協定を結びました。
長崎大学は、2020年から感染症や気候変動がもたらす健康への影響などを地球規模で考える「プラネタリーヘルス」の研究に取り組んでいます。
日本生命はコロナ禍で保険金の支払いなど大きな影響を受けたことから、今後起こりうる感染症の世界的流行の予測で長崎大学の知見を活かしたいとしています。

日本生命 鹿島紳一郎常務執行役員:
「研究資金の提供と助成を通じて、感染症対策やその予測に対してのシナリオ分析を高度化させていくことで、将来の生命保険事業の安定化につなげていきたい」

長崎大学 永安武学長:
「日本生命の方からいろんな課題を出してもらい、それを私ども研究者の方で、解析やどのような対策ができるかを考えていく」
長崎大学と日本生命は今後定期的にミーティングなどを行い、どのように取り組みを進めていくか話し合っていきたいとしています。