松野官房長官は北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」について、「日本でも暗号資産関連事業者が攻撃の標的になっていることが強く推察される」と述べ、サイバーセキュリティの強化に取り組む考えを示しました。

松野官房長官
「北朝鮮当局の下部組織とされる『ラザルスグループ』についても、暗号資産関連企業および取引所等を標的にしていると指摘されていると承知をしています」

北朝鮮では、サイバー攻撃による外貨獲得が核ミサイル開発に向けた資金源の1つと指摘されており、政府は2日、ハッカー集団「ラザルス」を資産凍結の対象に加える制裁措置をとりました。

また、10月には警察庁、金融庁から事業者などに注意喚起を発出しており、松野官房長官は「日本の暗号資産関連事業者が攻撃の標的となっていることが強く推察される状況」と述べ、サイバーセキュリティの強化に取り組む考えを示しました。