17日夜から18日未明にかけて宮城県内ではクマの目撃情報が相次ぎました。仙台市内を流れる広瀬川の河川敷ではクマ5頭が目撃され、大衡村の国道ではトラックがクマと衝突する事故がありました。

5頭のクマが目撃されたのは、仙台市青葉区霊屋下の広瀬川の河川敷です。
17日午後8時半頃、広瀬川の上にかかる評定河原橋を通行していた人が川の南側の河川敷にクマ5頭がいるのを目撃し警察に通報しました。

クマは2頭が体長1メートルほどで他の3頭は70センチほどとみられていますが、通報を受けた警察が駆け付けた時にはクマの姿はありませんでした。

また、泉区福岡では民家の敷地内でクマが目撃されたほか、太白区八木山南3丁目の道路上でも体長50センチのクマが目撃されました。これまで人や農作物への被害は確認されていません。

一方で大衡村大衡の国道4号では17日午後8時10分頃、2トントラックが体長およそ1.2メートルのクマと衝突する事故がありました。クマは、後続の複数の車にもはねられ、その場で死亡が確認されました。けがをした人はいませんでした。

県内では17日午後5時から18日未明にかけて各地でクマの目撃情報が少なくとも17件あり警察が注意を呼びかけています。