日本維新の会は、立憲民主党、国民民主党との総理指名選挙での連携協議について打ち切る考えを伝えたと明らかにしました。週末、維新は自民党との連立合意に向け詰めの協議を行う見通しです。

日本維新の会 藤田文武 共同代表
「協議を続けるのは非常に失礼に当たるかなという結論に至りまして、『ひと区切りとさせていただきたい』という旨をお願いさせていただきました」

立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の3党はこれまで、総理指名選挙での連携をめぐり、協議を続けてきました。

しかし、維新の藤田共同代表は「これ以上、野党側の枠組みを模索するというのは非常に難しい」として、立憲、国民に対し、協議を「ひと区切りとさせていただきたい」と申し出たと明らかにしました。これにより、協議は打ち切られることとなり、立憲が模索していた野党候補の一本化は絶望的となりました。

一方、維新は、自民党の高市総裁らと連立政権の樹立を見据えた政策協議を行いました。協議について両党は「大きく前進した」とした上で、まだ隔たりのある▼消費税の減税▼企業・団体献金の廃止▼議員定数の削減について、この週末、最終合意に向け詰めの調整を行う見通しです。