福岡ソフトバンクホークスの会長を務める王貞治さん(85歳)が、学問や芸術など文化の発達に大きな功績をあげた人物に贈られる「文化勲章」を授与されることになりました。野球界では長嶋茂雄さんに次いで2人目です。

●王貞治さんコメント「長嶋さんはね、とにかくもう存在感がね、ずば抜けてましたからね。自分はまさか、自分にそういう話が来るっていうようなことを思ってもいなかったもので、本当ビックリしてます」

王貞治さんは現役時代、1977年に代名詞のフラミンゴ打法で世界記録を塗り替える756本のホームランを放ち、日本で初めて国民栄誉賞を贈られました。

また、プロ通算ホームラン868本という成績は、未だ破られていない大記録です。

現役引退後も巨人・ダイエー・ソフトバンクの監督や会長、特別アドバイザーを務め、85歳となった現在もなお前線に立ち、野球界のさらなる発展のために日々奔走されています。

●王貞治さんコメント「やっぱり中で一生懸命戦ってる彼らは自分と戦ってるわけですよね。相手とも戦ってるんですけど、自分とも戦っている。そういう彼らの戦いぶりを見てね、やはりこういう場がどんどんどんどんもっともっと広がったらいいなと。やっぱり今の選手たちが頑張ってることでね。子供さんたちや子供さんの親御さんたちがね、やっぱりいいなと、うちの子にも味わってもらいたいっていう気持ちになってもらって、野球をやりたい輪が広がってくれればいいなと。そう思っています」

文化勲章の親授式は来月3日、文化の日に行われる予定です。