10月3日、キノコ採りの女性がクマに襲われて死亡し、一緒にいた女性が行方不明となっている栗駒山の現場近くで成獣のクマがわなにかかっていたことがわかりました。

付近に設置したわなでクマが捕獲されたのは4頭目です。

栗原市の栗駒山では10月3日、キノコ採り中の70代の女性がクマに襲われて死亡し、一緒にいた別の70代の女性もクマに襲われたとみられ行方不明になっています。

栗原市によりますと、おととい午前7時頃、現場付近に市が設置した箱わなにクマ1頭がかかりました。クマは体長1.4メートル体重70キロ、オスの成獣で、その場で駆除されました。

栗原市は、箱わなを2基設置していて、これまでに子グマ3頭が捕獲されましたが成獣のクマの捕獲は初めてです。今回わなにかかったクマが女性を襲った個体かどうかは分かっておらず市は、警察と連携し今後、詳しく調べることにしています。

出水キャスター:
「宮城県内ではクマの目撃情報が相次いでいます。東京のNスタでもクマのニュースは連日大きく扱っていますよね」

さらに10月17日午前4時50分頃には、tbcから直線で800メートルほどのところにある鹿落坂と呼ばれる坂道で午前6時頃には、愛宕神社の境内でそれぞれクマが目撃されました。鹿落坂のそばには瑞鳳殿と呼ばれる観光地もあります。

宮城県によりますと、今シーズンのクマの目撃情報は10月6日現在で944件と、既に2024年の800件を大きく上回っています。十分な警戒が必要です。