福島県いわき市で、障害がある子どもを預かる事業所が、およそ5700万円の給付金を不正に受給したとして、指定を取り消す行政処分を受けました。
行政処分を受けたのは、いわき市で子どもの発達支援や放課後等デイサービスなどの事業所を運営する「あんど」です。

いわき市によりますと、「あんど」は、運営する2つの事業所で常勤の管理責任者を置いていないにもかかわらず、市にうその申告をして2018年から6年間、市の給付金およそ5700万円を不正に受け取りました。
市は、指定を取り消す行政処分のほか、加算金と合わせておよそ7000万円の返還を求めることにしています。現在、事業所は36人が利用していて、市では、新しい受け入れ先が見つからなければ、何らかの支援をするとしています。
