宮城県南三陸町を中心に、県内で水揚げ量が増えているイセエビがけさ、仙台市中央卸売市場に入荷し競りにかけられました。

10月17日朝は、南三陸町や石巻市などで水揚げされたイセエビ約100匹が競りにかけられました。
高いもので1キロ1万1000円で取り引きされたということです。

また、仙台市中央卸売市場内では、ボイルしたイセエビや味噌汁が市場関係者に振る舞われました。

岩槻日菜 記者:
「イセエビの出汁が出た味噌汁ですいただきますイセエビのうま味が体いっぱいに沁みわたります」

宮城県内のうち、特に南三陸町でのイセエビの水揚げ量は9月末までに2468キロと2024年の20倍に増えています。
海水温の上昇や黒潮の流れが影響しているとみられています。

仙都魚類特殊近海1課・角田雄一郎・課長:
「宮城県でも獲れるようになったので地産地消も含めていっぱい県内のものを使っていただきたい」

南三陸産のイセエビは、冬の間も海水温が高い状態が続けば今後も安定した入荷が見込めるということです。