「期待以上!」最近では「銀歯」を売る人も…

80代の男性が持ってきたのは、1988年に購入した金と銀のソウルオリンピックの記念硬貨。
当時24万8000円で買ったといいますが、査定額は合計で81万5000円。内訳は金の硬貨2枚で80万円、銀の硬貨4枚で1万5000円。
年金で生活(80代)
「銀は期待していなかった、期待以上。きょうはフカヒレかな」
実は銀価格も上昇しています。ブルームバーグ通信によると、ロンドン市場で今週1オンス=52.50ドルを上回り、1980年以来の最高値を記録しました。

最近では銀歯を売りに来る人もいるといいます。
専門家は、金に比べ割安だったことや、材料としての需要が高まっていることが背景にあるといいます。

エモリファンドマネジメント 江守哲 代表
「太陽光パネル向けの銀需要は、過去10年くらいで約9倍くらいに膨らんできている。需要と供給のバランスが逼迫して、(銀の)在庫が少なくなってきている」
ただ、金と比べ価格変動が大きいため、注意が必要な資産だといいます。