高知県須崎市の工場に置かれていたおがくずから作られる固形の燃料2.5トンが全て燃える火事がありました。

この火事で工場の壁なども焼けましたが、けが人はいませんでした。火事があったのは須崎市上分丙の工場です。

須崎警察署によりますと、13日の午前6時ごろ会社の関係者が出勤したところ、工場内の原料倉庫に保管してあった窯入れ前の「オガライト」が全て燃え灰の状態になっているのを発見しました。現場にはまだ火の粉が残っていたということです。

「オガライト」とはおがくずを圧縮し棒状にした燃料で、この工場ではオガライトから「オガ炭」を作っていました。

火は会社関係者がホースで消し止めましたが、台車に積んであったオガライト原料2・5トンが全て燃えたほか、工場内の原料倉庫のコンクリート地面と壁の一部が焼けました。
(焼損延べ面積:約30平方メートル)

他の建物への延焼はなく、けが人もいません。

オガライトは12日の午前8時ごろ、出火場所となった位置に移動させていましたが、その際異常はなく、その後工場は施錠され、機械警備も入っていました。

なお、オガライトは製造過程で高温になるということです。

警察が詳しい火事の原因を調べています。