
約5500台が駐車できる新千歳空港。
混雑している時には、入口に車の列ができていましたが、3連休前日の10日、訪れてみると。
井元小雪 記者
「A駐車場は、『空』と書かれています。B駐車場も『空車』ですね。満車ではありません」

これまで空港駐車場は、利用者の増加に加え、札幌からの場合、JRや空港バスの往復料金よりも安い、などの理由で常に混雑することが課題でした。

そこで新千歳空港を管理・運営する北海道エアポートは9月、公共交通機関の利用を促し混雑を緩和させるため料金の値上げを発表。

ターミナルに直結するA・B駐車場はこれまでの約3倍と、大幅な値上げとなりました。
利用者の反応は。

駐車場利用者
「今までも4泊とか5泊で止めていたが、そういうときどうしようかなと思って、考えているところです」
一方、空港近くの民間駐車場にも変化が。
井元小雪 記者
「空港から車で10分ほどの場所にあるこちらの駐車場。びっちりと車が止まっています」
この駐車場の1泊2日の料金は1000円で、空港駐車場を同じ時間使った場合に比べ、2500円もお得です。

十勝地方からの利用者
「きょうは3台。4泊5日。少しでも安いところ探して」
予約は2か月前から可能で、値上げの発表があった翌日には申し込みが殺到したといいます。

グッドパーク 秋野弘美さん
「普段の3倍くらい。満車になる時期が早いです。2週間前でも満車になっている日があります」
すでに12月の予約も入るなど、変化が目に見える状況です。
グッドパーク 秋野弘美さん
「今で20件くらい。いつもだったらあんまりまだ入ってこない」
国内トップクラスの利用者数を誇る新千歳空港。

北海道エアポートは12月にはD駐車場の運用を始めるほか数年後には新しい立体駐車場の完成も予定しています。
利便性の向上と利用者の満足につながるでしょうか。