台湾が“建国記念日”と位置づける「双十節」の祝賀式典が行われ、頼清徳総統は中国に対し「武力や威圧によって台湾海峡の現状を変えることを諦めてほしい」と強調しました。
「双十節」は中華民国の建国記念日にあたり、中華民国を正式な名称としている台湾は、毎年10月10日に祝賀式典を行っています。
式典で頼清徳総統は、「歴史の悲劇を決して繰り返してはならない。侵略は必ず敗れ、団結は必ず勝つ」と強調した上で、こう中国に呼びかけました。
台湾・頼清徳総統
「中国が大国としての責任を果たし、武力や威圧によって台湾海峡の現状を変えることを諦め、ともにインド太平洋の平和と安定を守ることを期待する」
また、来年度の国防予算はGDPの3%を超える見通しで、2030年前にはGDPの5%に達するとも述べました。
式典には、超党派の議員連盟「日華議員懇談会」のメンバーらおよそ30人も出席。式典後には頼総統と面会し、頼総統に宛てた自民党の高市早苗総裁の親書を手渡したということです。
会長を務める自民党の古屋圭司選対委員長も頼総統との面会に参加予定でしたが、党の役員会出席のため急遽帰国しました。
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