1949年に旧国鉄の東京・三鷹駅で6人が死亡した「三鷹事件」をめぐり、死刑が確定して病死した元運転士の遺族による再審請求審で、東京高裁が鉄道設備の専門家の証人尋問を行うことがわかりました。一連の再審請求審を通じて証人尋問が行われるのは初めてです。
「三鷹事件」は旧国鉄の三鷹駅で1949年に無人の電車が暴走して脱線し、6人が死亡したもので、電車転覆致死の罪で元運転士の竹内景助元死刑囚の死刑が確定しています。
竹内元死刑囚はその後病死し、長男が3度目の再審請求をしていて、東京高裁で審理が行われています。
弁護団はきょう(10日)都内で記者会見を開き、11月の裁判で鉄道設備の専門家の証人尋問が行われることになったと明らかにしました。
一連の再審請求審を通じて証人尋問が行われるのは初めてで、発生から70年以上経った事件で行われるのは異例です。
弁護団によりますと、証人尋問は鉄道設備の専門家と、検察側が申請した別の専門家を対象に11月18日と25日に行われる予定だということです。
高裁はこの尋問も踏まえて、再審を認めるか判断するとみられます。
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