阿部知事は、クマが出た現場で対策などに取り組む民間の「クマ対策員」を非常勤の職員として任用する考えを示しました。

県庁で10日、山岳環境の保全に関する議員連盟の宮澤敏文会長が、公務員が狩猟免許を持つ制度「ガバメント・ハンター」の導入などを阿部知事に求めました。
要望書では、公務員が狩猟免許を持つ制度「ガバメント・ハンター」の導入や、野生動物の生態に詳しい人材の育成などを求めるものです。

これに対し、阿部知事はクマが出た現場で対策などを県が依頼している民間の「クマ対策員」を公務員化して、非常勤の職員として10月中にも任用する考えを示しました。

阿部知事:「民間の人たちにやっていただいているという状況だと、もし万が一のことがあった時に、行政としては中途半端な責任の負い方にならざるを得ない。公務員化することが必要だと私もかねてから思っていた」

「ガバメント・ハンター」は、県内では小諸市が2011年度から導入しています。