公明党が自民党との連立政権から離脱を表明したことについて経済界からは、戸惑いの声が上がっています。

小林健 日本商工会議所会頭
「我々経済界としてはね。とにかく国政に遅滞が出るということは、非常に困るね」

全国の中小企業などで構成する日本商工会議所の小林健会頭は、10日午後5時半すぎ、東京都内で取材に応じ、今後の国政運営に懸念を表明しました。

不透明な政治情勢が続くなか、小林会頭は「党利党略ではなくて、日本全体を考えてやってもらいたい」と各党に協調や妥協を求めました。

また、経団連の筒井義信会長は「誠に残念で、政治の不安定化を憂慮している」とする文書を発表。「安定した政治の態勢が確立されることを強く求めたい」と自民党に対して政権基盤を速やかに固めるよう訴えました。