「長野へ行く」と言って親族の家を4日に出たまま行方不明になっている東京都の63歳の男性は、10日の捜索でも発見できませんでした。
行方が分からなくなっているのは、東京都東村山市に住む63歳の無職の男性です。
飯田警察署によりますと、男性は、4日の午後2時ごろ、「長野へ行く」と言い残して、自宅近くの東京都内の親族の家を出たまま、行方が分からなくなっているもので、警視庁から、飯田方面の可能性があるとの情報に加え、男性が城の跡地を訪問する趣味があるとの情報をもとに捜索した結果、8日午前、八重河内城(やえごうちじょう)の城跡がある、飯田市南信濃の八重河内地籍の道路脇で男性の乗用車を発見しました。
乗用車が見つかったのは、城跡から直線で400メートルほど離れた場所だということです。
男性の捜索は、9日に続いて10日も、警察官らおよそ10人で、乗用車が見つかった場所から城跡に向かうルートを中心に午前9時半ごろから午後4時前まで行われましたが、手がかりは得られませんでした。

捜索の対象となったエリアは、崖や急な斜面などが広がる山中で、クマの足跡もあったということです。
男性は身長165センチぐらいで、小太り、髪は短く、黒色だということです。
警察では、新しい情報があれば、11日以降も引き続き捜索を行うことにしています。