秋田県立雄物川高校で、バレーボール部の監督が生徒に体罰をしたとされる事案について、阿部俊子文部科学大臣は10日、記者会見で「大変遺憾」と述べ、大会で勝つことだけを目指すことのないよう求めました。

事案をめぐっては雄物川高校が9日、学校のホームページで「本校男子バレーボール部の監督が部員に対して暴言や体罰を行っていたとの報道がありました。学校でもこの件を把握しており、現在、関係者からの聞き取りなど、事実関係の確認を進めております」と校長のコメントを公表しています。

阿部大臣は、「監督による体罰などにより被害生徒の中に登校することができない生徒がいることについては大変遺憾に思っている」と述べました。

また、部活動では文科省の「運動部活動指導のガイドライン」に倣い、指導において「大会等で勝つことのみを目指すことのないよう、発達の段階に応じた心身の成長を促すこと」を求めました。