スーツケースに隠して覚醒剤を密輸したとして、アメリカ国籍の男ら男女4人が警視庁に逮捕されました。

逮捕されたのは、アメリカ国籍のスコット・レイモンド・ジェイソン容疑者(25)ら男女4人です。

スコット容疑者らは先月、覚醒剤およそ17キロをアメリカ・ロサンゼルス国際空港から羽田空港を通じて営利目的で輸入した疑いなどがもたれています。

スコット容疑者らはスーツケースに細工をせず、小分けされた覚醒剤をそのまま袋ごと密輸していて、スーツケースは東京・大田区内にある民泊施設で押収されたということです。

スコット容疑者らは容疑を否認しています。

このグループが関連する事件で、警視庁はこれまでに末端価格でおよそ85億円相当の覚醒剤を押収しています。

今年に入り、羽田空港では違法薬物の営利目的の密輸に関する事件で過去最多の74人が摘発されていて、警視庁などは警戒を強めています。