マダニが媒介する感染症「SFTS」に東京都内で飼われている犬が感染したことがわかりました。都内で動物への感染が確認されたのは、初めてです。

「SFTS=重症熱性血小板減少症候群」は主にマダニが媒介する感染症で、感染すると発熱やせき、おう吐などの症状が出て、重症化すると死亡する場合もあるといわれています。

東京都によりますと、先月、都内で飼われている犬におう吐や下痢などの症状が出て、飼い主が確認したところ、犬にマダニが付着しているのを発見。その後おこなった検査で「SFTS」への感染が確認されたということです。

この犬は先月27日に死にましたが、基礎疾患があったということで、SFTSとの因果関係はわかっていません。

都内ではこれまでに人への感染が2件確認されていますが、動物への感染が確認されたのは初めてです。都は屋外で活動する際は、人もペットもマダニに刺されないよう注意を呼びかけています。