パレスチナ自治区ガザの和平計画をめぐる「第1段階」での合意について、イスラエル政府は閣議で正式に承認したと発表しました。

イスラエル政府がイスラム組織ハマスと合意したガザの和平計画の「第1段階」について、10日、閣議で正式に承認したことにより、停戦が24時間以内に発効することになります。

閣議には、アメリカのウィットコフ中東担当特使とトランプ大統領の娘婿のクシュナー元大統領上級顧問も出席。アメリカ政府高官によりますと、和平計画の意義などを説明したということです。

停戦が進めば、ハマスが拘束する人質全員を解放することとなり、トランプ大統領は来週13日か14日に解放されるとの見通しを示しています。

また、アメリカ政府高官は、ガザでの停戦監視を担当する「国際安定化部隊」にアメリカ軍の兵士200人が参加することを明らかにしました。

部隊には、エジプトやトルコなども兵士を派遣するとしていますが、アメリカ兵はガザには入らず、部隊を指揮するセンターの構築や運営などを担当する見通しだとしています。