そもそもヨットとはどのような競技なのでしょうか?

まずヨットは風の力のみで走らせて順位を競います。

高校生の競技は1人で出場するILCA6級と2人で出場する420級の2種目がありますが、宮古高校では効率化を図り2人乗りの420級に種目をしぼって練習しています。

2年生で部長の伊藤彩真さんは1年生の加藤愛依理さんとコンビを組んでいます。
ヨットは前方でセールの調整などを行うクルーと、後方で舵を取り体重移動で方向転換などを行うスキッパーに分かれて行います。

波の動きから風の流れをよんでコースを周回するため、うまくヨットの進路を変えて曲がる技術が重要となります。
2人は風上に向かってヨットを方向転換する操船技術のタックと、風下に向かって方向転換するジャイブを何度も練習します。

練習を始めて2時間ほどでだんだん2人の息も合ってきました。

(伊藤彩真部長)
「タックは風がないとき止まっちゃう。体重移動しながらタックをするが、それがクルー(加藤さん)は大切なことで、それができるようになった。結構上出来」

(加藤愛依理さん)
「緊張してたけど、先輩の面白くて元気な教え方で安心して出来た」

初日の練習は合格点でしたが、今後パートナーに求めるものはたくさんあります。 

(伊藤彩真部長)
「今どんな風が吹いているかとか、レース中だったらどの船今どこが有利で一番早いのか、自分が今最速のスピードが出せているとか考えている」



まずは新人大会の優勝を目標に選手たちはさらにその先を見据えます。

(伊藤彩真部長)
「宮古高校の目標は全員入賞インターハイ」

新チームが始動しさらなる飛躍に向け、ヨットに青春をかける選手たちの挑戦が始まっています。