今年6月に経営統合で最終合意した日野自動車と三菱ふそう・トラックバスは、両社を傘下に置く新たな持株会社の社名を「ARCHION」にすると発表しました。

日野自動車と三菱ふそうトラック・バスは今年6月、それぞれの親会社であるトヨタ自動車とドイツのダイムラートラックが持ち株会社を設立し、両社を傘下に収める形で経営統合することを最終合意していました。

新しい持ち株社の名前は「ARCHION」で、本社は東京・品川区に置かれます。

CEO=最高経営責任者には三菱ふそうのカール・デッペン社長が、CTO=最高技術責任者には日野の小木曽聡社長が就任します。

2028年末までに国内のトラック生産拠点を現在の5か所から3か所に削減するなど、開発・生産・物流などの機能を集約し、効率化を図るということです。また、電動化や自動運転などの技術開発も加速させる計画です。

今回の統合により、日本の商用車メーカーは日野自動車と三菱ふそう、そして、いすゞ自動車と傘下のUDトラックスの2つの陣営に集約されることになります。