警察官の逮捕が相次いでいることを受け静岡県警は臨時の警察署長会議を開きました。県警トップは「警察のあるべき姿を取り戻す」と訓示を述べています。
10月9日の臨時会議には公安委員会のメンバーと県警トップの久田誠本部長や県内28の警察署長、本部の幹部らが集まりました。
静岡県警をめぐっては9月、静岡南警察署に所属する警部の男が交番で盗撮をした疑いで逮捕されるなど、2025年に入って5人の警察官が逮捕されていて8人が懲戒処分を受けています。
<静岡県警 久田誠 本部長>
「いまこそ誇りと使命感を持って国家と国民に奉仕するという警察のあるべき姿を取り戻す」
久田本部長はこのように述べ県民からの信頼回復に向けて
・警察職員の綱紀粛正の徹底
・実効性のある不祥事防止対策
などについて方針を示しました。
今後、各警察署では10月9日の会議で示された内容に沿って具体的な対策を講じていくことになります。

2025年に入ってから逮捕された静岡県警の警察官です。
1月には、銀行口座の不正開設の疑いと住宅の敷地に侵入した疑いであわせて2人が逮捕され、5月、6月とそれぞれ1人、9月には交番で盗撮をした疑いで1人が逮捕されました。
2025年に入って5人の警察官が逮捕されていて、8人が懲戒処分を受けています。県民からの信頼回復にむけ綱紀粛正の徹底が大きな課題となっています。