「防犯スプレー」の適切な廃棄・処理方法とは?
防犯スプレーの製造メーカーで、官公庁に年間1万個を納めているTMMトレーディング(本社:福岡県北九州市小倉)に、適切な廃棄方法について確認しました。
同社によると、新見市の小学校で使用された防犯スプレー【画像②】は、海外メーカーのものとみられるということです。

まず同社では、自社の防犯スプレー【画像③】の使用期限は「製造日から約3年」が目安としています。
(TMMトレーディング)
「催涙スプレーは、催涙剤が充填されている高圧容器ですので、廃棄処分される場合は、入っている催涙剤を完全に空にしてから、スプレー本体(容器)に穴を開けて不燃物ゴミとして捨てて下さい」

「小・中型の催涙スプレー(1/2オンス~3オンスくらいまで)は、10リットル以上のバケツに8分目程度に水を入れてゴム手袋をして、催涙スプレーを水中に沈めて噴射します」
「催涙剤が噴射された水は、そのまま下水に流して捨てます。催涙剤はオレオレシン・カプシウム(OCスプレー)であれば微生物分解性ですので、環境を汚染しません」
「但し、『CN催涙剤』は化学物質で生産された催涙剤ですので、この方法は不可です」(*同社製品の場合に限る処理方法)

