きのう(9日)岡山県新見市の小学校で、不審者対策として常備していた「催涙スプレー」を女性教員が破棄しようと、状態を確認するために噴射したことで、児童9人と教員1人が目やのどに異常を訴え、救急搬送されました【画像①】。
搬送された全員は、いずれも軽症だったということです。

女性教員は、「微量ながら噴射されたため、すぐに中断した。その段階では異臭も刺激も感じなかったため、廃棄方法を後ほど検討することとし、一旦スプレーを元に戻した」と話していました。
学校で高まる「催涙スプレー」需要
防犯とセキュリティ対策の会社「ALSOK(アルソック)」によりますと、防犯スプレーの廃棄方法について、各メーカーの指示に従って行うことが必要だと言います。
(ALSOK広報部)
「一般的には、使用期限が過ぎた催涙スプレーは、風通しの良い屋外で、防護具を着用のうえ内容物を安全に排出し、空になった容器を自治体のルールに従って廃棄する方法が推奨されております」
「ただし、メーカーにより推奨される方法が異なる場合もございますので、製品に記載された情報や公式サイト等をご確認いただくことをおすすめいたします」