9月、台風15号の影響で国内最大級の竜巻が発生した牧之原市では住民から不安の声が聞かれました。2次被害を防ぐための準備も十分には進んでいない状況です。

<菅野尚和さん>
「屋根はそのままになっている。ブルーシートは砂袋を重しにしていたが、7日の風が強くてめくれてしまった」

牧之原市に住む菅野尚和さんです。菅野さんの家は、9月の台風で屋根が吹き飛ばされ、大規模半壊の判定を受けました。現在、屋根をブルーシートで覆って雨をしのいでいますが、10月7日の風で、シートの一部分が剥がれてしまいました。

<菅野さん>
「7日、自分で上って修理しようかと思ったけど、風が強くて、危ないからやめた」

ボランティアに修理の依頼をしましたが、8日中に修理に来てもらえるか分からないといいます。被害がなかった天井も、今週に入り一部分が落下。2階部分に雨が入り込んでしまう状態です。

<菅野さん>
「台風が来たら、ブルーシートがめくれているので、雨が入ってきてしまう。2階から1階にも雨が落ちていってしまう」

Qボランティアが修理に来られなかった場合、考えている対策は?
<菅野尚和さん>
「対策なんて考えようもない。避難場所、公民館とかに避難するしかないかなと考えている」

被災地では2次被害を防ぐための準備が十分に進んでいないのが現状です。