熊本県警のメールサーバが海外から不正にアクセスされ、国内外に約12万件のメールが送信されました。
県警は、これまでのところ被害は確認されていないとしていますが、なぜ県警が被害に遭ったのか?そして、目的は何なのでしょうか?
ITジャーナリスト 三上洋氏「犯人側が警察のアカウントだと気付いた場合は、その先にニセ警察を騙る詐欺に悪用される可能性がある」
県警によりますと、おととい(10月6日)午後5時15分ごろ、メールが外部に送れないことに職員が気付き、アクセス履歴などを調べたところ、その12時間以上前の午前4時45分ごろから海外の数か国から不正にアクセスされていたということです。
その結果、県警が使用するメールアカウントの一つが乗っ取られ、国内外に約12万件のメールが送信されました。
このうち1万9000件は相手先に届いているものの、県警はメールの内容を把握できていません。ただ、これまでに情報の流出やウイルス感染などの情報はないとしています。