2025年8月下旬、札幌市厚別区の寺に侵入し、お供え物のコーヒーなどを盗んだとして、無職の64歳の女が逮捕されました。警察は余罪についても詳しく調べています。

建造物侵入及び窃盗の疑いで逮捕されたのは、北海道幕別町に住む無職の女(64)です。

女は2025年8月28日午後4時過ぎ、札幌市厚別区の寺に侵入し、本堂や納骨堂にあったお供え物のドリップコーヒーやバウムクーヘン、菓子の計7点(時価合計2400円相当)を盗んだ疑いが持たれています。

警察によりますと、寺は参拝客用に自由に出入りできる状況でした。

寺には防犯カメラが設置してあり、寺の住職がカメラに映る不審な女を発見しました。

寺の関係者が声をかけ、身分を確認をするため運転免許証の提示を求めたところ、女は「コンビニに置いてきた」などと拒み、車で逃走したということです。

通報を受けた警察は、防犯カメラの解析や所在の捜査を進め、女を10月7日午後、逮捕しました。

警察の調べに対し、無職の女(64)は「食べ物がほしくてお供え物を盗んだ」と容疑を認めているということです。

道北や道南など、北海道内数か所で同様の犯行が相次いでおり、警察は余罪について調べています。