アサヒグループのシステム障害の発生から1週間が経ちますが、影響は飲食の現場に広がっています。“アサヒショック”の一方、業界には追い風も。1年後の「減税」です。
見慣れない鮮やかなオレンジ色が目を引く、こちらのビール。きょう、キリンが大々的に発表した新商品です。とはいえ、話題の中心は?
記者
「アサヒのシステム障害の件の…」
「アサヒさんの件なんですけど…」
異例のライバル社についての質問。
キリンビール 堀口英樹 社長
「アサヒさんの出荷が少なくなっていることもあるので、得意先から我々の方の注文が増えてきている。10月9日から出荷の制限もある程度入ってきている」
サイバー攻撃の影響が長引くアサヒ。その影響は飲食の現場に広がっています。スーパードライファンが集まる都内の専門店。懸念されるのが…
常連客
「どこもなかなか入手がしづらいみたいな話をうかがった。きょうの飲み会も本当になくなると思ってました」
ビール不足です。この店では、今週金曜日までの在庫は確保できていますが、来週には…
新橋DRY-DOCK 木村綾乃さん
「来週はちょっと見えない。お客様にしっかり丁寧に説明させていただいて、やむを得ずドライから他社様に変更するというのはあると思う」
飲食店などからはアサヒから他社への切り替え依頼が急増。ところが、サッポロとサントリーはすでに、これまでの顧客へ安定的に商品を供給するため、業務用の一部商品の出荷を調整する事態となっています。
やや間が悪いことに…ビール業界にとって、いまこの瞬間は大事な転換期でもあるのです。
来年10月から始まる「酒税一本化」。「発泡酒」や「第3のビール」は値上がりする一方で「ビール」は値下げとなり、店頭での価格差が縮まります。これを受け、各社が新商品をこぞって投入しているんです。
キリンビール 堀口英樹 社長
「人が心理的に繋がる豊かな時間を作り出していくのが、このビール」
キリンがきょう発売したのは、新商品「グッドエール」。フルーティーな味わいと後味のよさが特徴で、「一番搾り」や「晴れ風」に続く第3の柱に育てたい考えです。
一方、サントリーは根強い支持を集める「金麦」を第3のビールからビールへ昇格させる予定。価格帯はそのままで麦芽比率を引き上げます。酒税一本化を前に激化する“ビール競争”。
キリンビール 堀口英樹 社長
「1年後は新しい世界が始まる。今までと違った、そういう意味でチャレンジ」
追い風も逆風も吹くなか、ビール業界の挑戦が続きます。
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