米津龍一気象予報士:

あす10月8日は二十四節気の一つ「寒露」と言いまして、
秋が深まり、草木に冷たい露が降りる頃と言われています。

ではあすのお天気ポイントはこちらです。

雲広がり、ムシムシとしそうです。

といいますのも、あすの天気ですが、この前線の近くでは雲が広がりやすくなります。

さらに台風から反時計回りに風が来ますから、雲のもととなる暖かく湿った空気が入ってきやすくなります。これによって雲が広がりやすくなるんです。

この前線が次第に北上する傾向となります。

ですから午後は弱い雨のところも出てくる見通しです。

気温ですが、暖かい空気が入ってくることもあって雲が広がりやすいのはきょうと状況は変わらないんですが、大月はきょうと比べて3℃高い24℃、河口湖は5℃高い22℃。きょうほどのひんやりとした空気感はないと予想しています。
甲府も最高気温26℃ときょうとほとんど変わりません。25℃以上のところでは半袖1枚で過ごせますが、25℃を下回るところでは雲が広がりますから、やはり長袖の方がいいかなと見ています。

そして、台風22号に加えてさらに新たに台風の卵の熱帯低気圧も発生しました。

これが山梨にどういう影響を与えるのか見ていきます。

台風22号ですが、日本の南にありましてこの後の進路は北上して北東方向へカーブする予想となっています。
しかも発達しながら進む予想となっているんですが、きのうの予想と比べて大きく違うのは進路が少し陸から離れる形となりました。

ですから9日に山梨に最接近する形ですが、今のところ大雨の予想はない見通しです。考えられるとしたら、風が強まる可能性がありますからその辺りは注意が必要な状況となります。

これを踏まえて週間天気を見ていきますと、予報が大きく変わりました。9日木曜日に雨の可能性があるのは大月で、この辺りは明け方頃雨の可能性があります。
午後は各地で天気回復傾向。
10日金曜日、11日土曜日は少し平年よりも気温が低めとなりますが、日曜日は甲府で最高気温30℃を予想しています。
また真夏日復活ですから、半袖の出番まだあります。
そして日本の南に新たに熱帯低気圧が発生しました。
ちょうど1週間後の来週火曜日の雨がもしかするとその熱帯低気圧の影響を受けるかもしれません。最新の情報をくれぐれもご確認ください。

<詳しい各地の天気は動画をご覧ください>