「瀬戸内国際芸術祭」は秋会期が始まり、会場は連日多くの人で賑わっています。14あるエリアの中から注目のエリアを紹介します。

日本有数の塩の産地だった宇多津町に「塩の結晶」をまとったアート

岡山県から瀬戸大橋を渡ってすぐ、四国の玄関口、香川県宇多津町。

瀬戸内国際芸術祭にこの秋会期から初めて参加しているエリアです。

初の週末となった10月4日、多くの観光客で賑わっていました。

(宇多津町まちづくり課 西岡賢亮さん)
「思っていたよりいっぱいの人が来てくれて。古い街並みが多く残っているエリアですので、アート作品を通して製塩で栄えた歴史だったり、神社仏閣が立ち並ぶ街並みを知っていただきたい」

歴史ある街並みが残る「古街」を舞台にかつて日本有数の塩の産地として栄えた宇多津町ならではの作品が並んでいます。

こちらはイスラエルのアーティストシガリット・ランダウさんが手掛けた「Capacity」。

漁で使う網や楽器などをイスラエルの「死海」に沈め、塩の結晶をまとわせた作品です。

(訪れた人 高松市から)
「宇多津の街で塩が取れるということは知っていたんですけれど、塩メインでこういう風にしているのが面白いと思いました」