水俣高校の大澤風季選手(おおさわ/ふうき)は、カヌーの世代別日本代表にも選ばれる実力の持ち主ですが、実は、もうひとつの顔があります。

力強いパドルさばきで水面を疾走するのは水俣高校カヌー部大澤風季選手。

今年のインターハイは準優勝。さらに中学3年生の頃から世代別日本代表に選ばれ、9月も世界大会に出場しました。

大澤選手が専門としているカヌースプリントのカヤック競技は、複数の艇が一斉にスタートし着順を競う競技です。

大澤選手を指導するのは父、基夫さん。息子の成長ぶりをこう分析します。

大澤基夫監督(45)「風季独特の漕ぎの感覚があるんですよね。自分の水を掴むいいポイントは人それぞれで、特に風季は自分でその感覚を持っている」
大澤風季選手(2年)「自分は元々、SUPをしていて、SUPで水を掴む感覚を見つけて、SUPの意識でカヌーを漕いでみたらいつの間にか速くなっていた。腹筋や胸のあたりを前に持ってくるイメージ」