挨拶の後、新井監督からの"無茶ぶり"で、この日がカープでの最後のプレーとなった田中広輔と松山竜平も、ファンへのスピーチを行った。

田中広輔選手
「ファンの皆さん、お久しぶりです。143試合目、今シーズンの大事な試合に出場する場を与えてくれた松田オーナーはじめ鈴木球団本部長、球団関係者の皆様、この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。
またスタメンで出場するのを決めてくれた新井監督、コーチの皆さん、そしてきょうも変わらず試合の準備の手伝いをしてくれたトレーナーの皆さん、裏方の皆さんほんとうにありがとうございます。」

田中広輔選手
「先ほど監督が挨拶で言ったように、僕自身もただただ悔しいです。きょうの試合、『どうしても勝って終わりたかった。』その気持ちが強かったです。監督が言った通り、チームは転換期にはありますが、ただ1軍の場は"勝つこと"を求められています。選手の皆さんはそこに甘えず来年はもっともっとスタジアムを満員にする野球をやってください。」

田中広輔選手
「僕自身もどうなるかわかりませんが、いち野球人としてこれから進んでいきたいと思います。12年間大きな声援、本当にありがとうございました。」

松山竜平選手
「皆さん本当にお久しぶりです。ことし去年と、チームの力になれず本当にすみませんでした。そして18年間、カープで面倒をみてくださった松田オーナー、球団関係者の皆さん、そして監督、コーチ、裏方の皆さん、本当にありがとうございました。」

松山竜平選手
「こんな中途半端な選手が18年間もカープのユニフォームを着てやれるとは思っていませんでした。ただ僕自身まだ終わることはできません。もう少し野球をやらせてください!そしていつかカープに恩返しができるように成長した姿を見せられるようにがんばっていきたいと思います。」

松山竜平選手
「そしてここにいる若い選手たち、本当に伸びしろしかなく、期待のもてる選手ばかりです。皆さんも来年からもっともっと熱い声援で選手たちを応援してください。そして僕自身もまだやりますのでどこかで応援をお願いします。本当に18年間お世話になりました。ありがとうございました。」