SNSの総フォロワー数330万人を突破し、今、日本で一番話題となっている三つ子、佐藤三兄弟。

長男・綾人さん、次男・颯人さん、三男・嘉人さんの一卵性三つ子が披露する華麗なシンクロアクロバットが多くの人々を魅了しています。今回、彼らがSNS用の動画を撮影する現場に密着し、バズる動画が生まれる舞台裏を追いました。

東京・お台場海浜公園での撮影日、ストライプ柄のシャツと、白パンツという統一された装いで現れた3人。まずは、撮影に向けて、綿密な打ち合わせを行います。

三男・嘉人さんが、「月1ぐらいでストックして、何本か撮り溜めて」と、話し始めると、「毎日のせちゃうと、見てくれる方の感動が薄れちゃう気がする。特別感みたいなものを皆さんに感じてほしい」と、次男・颯人さんも続けて語ります。
三兄弟は動画のクオリティと特別感を大切にしています。

「今日は違うパターンのやつを違うロケーションで取れたらいいなと思っています。砂浜で、レインボーブリッジが見えているところで撮れたら、すごく映えるんじゃないかな」と、ロケーションにもこだわりを持っている様子。

シンクロアクロバットの撮影前、3人は、「靴で撮るか、裸足で撮るか」という議論を展開。「砂浜では裸足の方がエモい」という意見に対し、「やっぱり硬いから痛い」「怪我したら意味ない」という安全面を考慮した意見も。最終的には多数決で「靴で行こう」と、決まりました。

「50歳、60歳まで飛びたいんで。だから怪我しないように入念にアップするのはめちゃめちゃ大事」と、語る言葉からは、長期的な活動を見据えた姿勢が感じられます。

三兄弟が特に注目を集めているのは「フラッシュキック」という技。「フラッシュキックって技なんですけど、足パタパタってやって、それが僕たちの中で一番反響が良かった」と、説明。興味深いのは、「難しい技をしたからバズるっていうわけでもなくて、簡単で揃えた方がバズるみたいなところがある。」という分析です。

撮影時のこだわりについて、「ルーティンとしてはiPhoneを通して1回見てみて、(今回は)レインボーブリッジが1番綺麗に見える場所、海のなびき方とか、波の音とかも綺麗に聞こえるような場所を選びます」と、話します。

続けて、「3人の位置っていうのを、すごく意識していて、3人が画面に映った時に均等に映らないと、シンクロ具合もいかされない」と、構図へのこだわりも強調。「位置取りは徹底して、すごく徹底して、そこは1番大事」だと語ります。

さらに驚きなのは、「高さも揃えないといけないので、今日の朝ごはんは3人とも抜いてきていて」「(食べる時は)食べ過ぎないのと、食べるものを合わせる」という徹底ぶり。食事の量や内容まで揃えることで、完璧なシンクロを実現しようとしているのです。

砂浜でのフラッシュキックは、慣れない環境のため苦戦する場面も。「(砂浜は)慣れてないですね。ちゃんと力が伝わらない」と、話しながらも、「納得するまで撮るというよりは、限られた中で決める」という効率的な撮影スタイルで、最高のワンシーンを求めて試行錯誤を続けました。

最終的に、フラッシュキックの撮影では5回挑戦し、TAKE4の動画を選定。要した時間は約40分。

そして、三つ子ならではのエピソードも披露。「休日に1人1人外出した時があって、最終的に全員同じ店に集結しちゃって」と語り、「古着屋なんですけど、下北沢で古着見てて」と、偶然同じ場所に集まったという不思議な経験を語りました。

また、「幕の内弁当を1人1人食べてって順番は一緒なのかっていう検証をしたら、めっちゃ揃ってた」という神秘的なエピソードも。

今後の目標については「テレビのレギュラーを1つ取る」「3人の番組とかもいずれできたら、もうそれ夢」と抱負を語りました。

華麗なパフォーマンスで人々を魅了する佐藤三兄弟。「これからも皆さんにいろんな景色を見ていただけるように、さらに羽ばたいていきますので、これからも応援よろしくお願いいたします」と語る、3人の活躍から、今後も目が離せません。
【担当:芸能情報ステーション】