2025年も新米の季節がやってきましたが、新米の出来はどうなのか気になる方も多いのではないでしょうか?
農薬や化学肥料の使用を抑えて生産された「環境保全米」の新米の試食会が10月3日、仙台で開かれました。

「それでは釜オープン!」
ふっくらと炊き上がったつやっつやの新米。おいしそうな香りが漂ってきそうです。

新米の試食会には、JAや県などからおよそ70人が参加し、「ひとめぼれ」や「ササニシキ」など4つの銘柄を食べ比べながら新米の味を楽しみました。
参加者(柔道の中学生):
「宮城のコメは最高においしいです!」

10月3日、用意された新米はすべて農薬や化学肥料を通常の半分以下に減らして生産された「環境保全米」です。

玉置佑規キャスター:
「だて正夢、いただきます。新米のみずみずしい香りがします。一粒一粒がふっくらとしていて噛むとやさしい甘みが口いっぱいに広がります。さすが新米おいしいですね」

参加者:
「全部もちもちしていてすごくおいしく食べられた。よかった」

参加者:
「特に今年は、猛暑や渇水の心配をしたが、いつも以上においしいかもしれない」

宮城県によりますと、2025年のコメは6月以降の高温や雨不足などにより一部の地域で影響が出ましたが、全体的に品質も良く、おおむね順調に仕上がっているということです。

JA宮城中央会によりますと、環境保全米は県内の作付面積の26%ほどを占めていて、2024年度は宮城県内34市町村の学校給食で提供されました。2025年は11月からの提供を予定しているということです。