5人の候補で争う自民党総裁選は10月4日、投開票を迎えます。静岡県内選出の議員が誰に1票を投じるのか、井林県連会長は「政治不信」からの脱却がポイントだと語りました。10月3日午後、自民党県連の井林辰憲会長がSBSの取材に応じました。
<自民党県連 井林辰憲会長>
「私は今でも野党になって一から出直すっていう方がいいと思ってます。ただ、政治の現実として連立工作を含めということも十分理解した上でこれからの局面に臨んでいきたいと思っています」
「ポスト石破」を決める総裁選。1年前の総裁選にも立候補した5人が顔を揃えました。井林会長は投票先については「検討中」としたうえで「政治不信」からの脱却をポイントにあげました。
<井林県連会長>
「国民感覚と乖離したお金の使い方、そして責任の取り方というのと、やはり国民生活に寄り添わなかった物価高騰対策、ここは変わっていかなきゃいけないと思ってます」
一方、2024年の総裁選に出馬した静岡1区選出の上川陽子議員は9月30日、小泉氏と面会し、支持する考えを明らかにしました。
<上川陽子衆議院議員>
Q.小泉さんを支持されるお考えなのでしょうか?
「きょう私はご一緒させて頂くということで来させて頂きました。その意味では、それが答えです」
そのほかの県内選出議員では、勝俣孝明議員が小林氏、若林洋平議員が高市氏、深澤陽一議員が小泉氏の支持を表明。城内実議員、細野豪志議員、牧野京夫議員は投票先について「検討中」としています。
12日間の論戦で各候補が様々な政策を掲げる中、見えづらかったのが災害に対する政策です。
9月の竜巻被害を受けた静岡県牧之原市の被災者からは、国による支援拡充を求める声が多く聞こえました。
<被災者>
「被災した場合は、ある期間、ちょっとした長い期間、国の税金とか公共の乗り物とか、そういうものに対して若干の割引といいますか、そういうものを援助があれば一つの生活としていいかなと」
<被災者>
「保険には入ってたんですけどハウス1棟たつにも、前からいうと2倍、それ以上の金額がかかるもんですから、とても保険では賄いきれなくて。国の財政も大変ですけども、できたらこういうのも援助してもらえればお願いしたいなとは思っている」
新たな自民党の舵取りは誰が担うのか。新総裁は10月4日午後に選出されます。